9600型蒸気機関車は大正2年から鉄道院(後鉄道省)の貨物列車牽引用に製造された機関車で、 国産の貨物牽引用としては初のテンダー式蒸気機関車。 本機は大正3年12月に川崎造船所で製造され、昭和44年まで使用された。 当時は後の様に英字を用いた命名をしていなかったため(D51 498のような)、 9646号機は9600型の47号機にあたる。(9600が1号機、100両毎に万の位が上がる) 本機は昭和40年に鉄道百周年記念映画「蒸気機関車その100年」に9600型の1号機9600号を再現するため、 自動連結器を取り外し、バッファリンク式連結器が再現された珍しい車両で、 現在も前部連結器は再現されたバッファリンク式連結器が取り付けられている。 テンダの後部連結器は自動連結器にもどされている。 (前部の自連と後部のリンクは車両横においてある)
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