足尾鉄道(足尾線) 足尾駅


足尾駅は大正元年に足尾鉄道足尾駅として作られた。
後に国有化と再度の民営化を経て、国鉄足尾線→わたらせ渓谷鉄道となり現在にいたる。
駅施設の殆どが建築当時の姿をとどめており、
駅舎や、木造の貨物上屋、危険品庫、かさ上げされていない石積みのホーム等がある。




足尾駅外観
一段高くなっている駅事務室の屋根は切妻だが、
待合室の屋根は入母屋で駅舎正面からホーム側までつながっている。



待合室
出札口や小手荷物窓口が残されている。
なお、足尾駅は朝の1時間程度のみ駅員が配置されるので、出札口と駅務室は現役(のはず)である。


1番線側から


1番線ホーム
車両よりホームが一段低くなっており、開業時から嵩上げがされていないことが見て取れる。


危険品庫2号
一番泉ホーム端に在るレンガ造りの危険品庫(大正3年)
東北線や高崎線などでよく見かけるものとは異なったデザイン。


浴場
駅舎の並びに建てられた木造の浴場(大正8年)
所々改修されたようだが(ドアや反対側の壁等)、現在は風呂桶等も撤去され興廃している。
写真手前が脱衣場で奥の壁がコンクリートの部屋が浴室。



貨物ホーム上屋
トラス構造の木造上屋


貨物ホーム
車両よりホームが一段低くなっており、開業時から嵩上げがされていないことが見て取れる。




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