陸上自衛隊武器学校


元帝國海軍の予科練が現在は陸上自衛隊の駐屯地となっており、
駐屯地ない其処彼処に予科練時代の遺物が残っている。
又、資料館には内外の各種銃火器や火砲が展示されているほか、
野外展示で三式中戦車、動態化された八九式中戦車がある。


明治38年の採用から大東亜戦争まで使用され続けた陸軍の主力小銃である三八式歩兵銃と、
同歩兵銃の寸法をつめて騎兵用に作られた三八式騎銃。
騎銃は馬上での銃剣の着脱に不便があり、四四式騎銃採用後は砲兵や輜重兵、鉄道連隊などで使用された。


三八式騎銃の欠点を改良すべく銃剣から折り畳み式の槍に改良された四四式騎銃。


大正14年に正式採用された十四年式拳銃。
通称南部十四年式拳銃と呼ばれるが南部麒次郎陸軍中将は直接の設計にはかかわっていない。
写真のものは南部中将が退役後に設立した南部銃製造所の合併後の中央工業製。


大正3年に正式採用された三年式機関銃。
故障が少なく命中率が高かったが、満州事変以降威力不足が目立つようになった。


大正11年に正式採用された十一年式系機関銃。
本邦初の本格的軽機関銃だが、給弾方法が特殊なため構造が複雑なのが欠点。


大正10年に正式採用された十年式擲弾筒。
擲弾筒は擲弾や手榴弾、信号弾を飛ばす武器で所謂グレネードランチャ。
十年式は飛距離、命中精度が低い欠点があったが、後の八九式で改良された。
八九式採用後も信号弾用の打上げ機として使用され続けた。





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