学生服



女学校の裁縫教科書に載っていた子供用学生服 学ランいわゆる詰襟の学制服は明治時代から存在する学生の正装です。 例えば尾崎紅葉著「金色夜叉」に出てくる主人公の貫一も着ていたと思います。 上の画像は少し異なりますが大正〜昭和初期にかけての女学校の裁縫教科書に載っていた子供用の学正服の絵です。 余談ですが、元々詰襟の学制服は陸軍の軍服を模したのが初めだといわれています。 一般に教科書やTV等で見かける*軍服からはあまり想像が付かないかもしれませんが、 日露戦争頃までの軍服(十九年式冬用)は黒や濃紺の羅紗で作られた比較的学制服に近いものを用いていました。 * 昭和期の昭五式(詰襟)や九八式、三式と呼ばれるカーキ色系統のもの
学生服を着用せる實憲公の御写真 大正5年11月18日に執り行われた三条實美公爵の梨木神社合祀報告祭の際の当主實憲公の御写真です。 實憲公が学制服を着ているのがわかります。 北海道開拓村に展示されている学生服 袖の山形ラインが洒落ている。 歩兵第1連隊に体験入隊した日本橋の小学生による分列行進 写真の一番左と中右よりの2名が学生服を着ているのがわかる。 後の大部分は着物に袴。(シャツの上に着物を着ているのもある)

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