旧古河庭園は古河家が陸奥宗光の別宅を譲り受けた土地を元に、
三代目当主の古河虎之助が隣接の土地を買収して拡張し、作り上げた庭園である。
庭園の高台にはゴチック様式の洋館が建てられ、其の周りと斜面には西洋庭園を、
低地部分には泉水や滝、茶室などを配した日本庭園が一体となって作られている。
洋館及び西洋庭園の設計は英人ジョサイア・コンドル（鹿鳴館、ニコライ堂を設計）が、
日本庭園は京都の庭師植治こと小川治兵衛（平安神宮、無隣庵を作庭）の作庭による。
現在も大正期の原形を留め、ツツジやバラ、紅葉などが訪れる人の目を楽しませている。

　
　








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