上信電鉄の電気機関車




皇紀2671年(大正100年)晴れて復活を果たしたデキ1、デキ3の重連運行

上信電鉄は明治28年に上野鉄道として創業され、高崎−下仁田間の運行を行っている。
大正10年上信電機鉄道に改称され、昭和39年に現在の社名に改称された。

電車は自社発注(西武所沢工場製含む)と西武鉄道からの移籍車が多く、西武色が強いのが特徴。

現在は電気機関車3両を保有しており、其の全てが大正年間の製造である。

デキ1型電気機関車
大正13年、ドイツシーメンス-シュケルト社製凸型電気機関車。
かつては3両が在籍し、貨物輸送に活躍していたが、
貨物輸送廃止に伴いデキ2号が廃車(静態保存)され、現在は2両が在籍。
貨物輸送廃止以後定期運用はないが、イベントや工事等で臨時運行が行われる。
なお、デキ1とデキ3の一番の違いは車体側面のハッチの有無である。

ED316
伊那電気鉄道でデキ1型の6号機として使用された大正12年芝浦電気製40t凸型電気機関車。
国産電気機関車の初期型にあたる古典機である。
伊那電気鉄道の戦時買収で国有鉄道にて使用され、後に上信電鉄に譲渡。
譲渡後に箱型電機に改造されたため原形はとどめていない。
同型車は近江電鉄や西武鉄道(後近江鉄道)で使用された。


デキ1号


デキ3号


デキ1号と3号の名板と社紋


デキの運転台


ED316(真中)


ED316の運転台





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