山本雑物館 第2常設展示室『帝國海軍』


帝國海軍にまつわる物を展示するところ。
予算の都合などからあまり大した物は展示できないと思われる。



展示物品
海軍省及び航空本部付箋紙
海軍省軍需局海軍航空本部及び海軍航空本部技術部で使用された付箋紙。
糊は付いておらず普通のメモ用紙。
夫々の写真は実物大。
印判 海捷記念皿
外周に松竹梅、中央に軍艦と灯台、海捷記念の文字。
軍艦の絵柄から日清戦争くらいのものではなかろうかと思われる。
有馬良橘海軍大将肖像写真
撮影年代不明の肖像写真
支那事変記念小物入れ
昭和14年支那事変記念に第二港務部で配られたと思われる小物入れ
駆逐艦帆風 南支警備記念アルバム
表紙種類 『軍人アルバム ニ戦闘模様入』
製造会社 長野紙工文具製作所


山本留吉
 表紙は量産された物に文字を後から入れているらしく帆風の絵はありませんが、高雄級重巡や長門級戦艦、空母加賀?などが描かれていたり、艦載機が複葉機であるなど
 良く見てみると中々面白い絵です。

hush氏
高雄級の竣工が1932年、赤城、加賀の飛行甲板一段化が35年、長門の煙突を直立型に変更したのが36年。帆風の行動記録を入手できないので確実な事は申せませんが、30年代の前半に華南を行動した時のものでしょう。空中戦を行なっている事を考えると1932年の上海事変がらみなのかなとは思うのですが、その年のほとんどを帆風は予備艦として過ごしており、良く分かりません。飛行艇の年式等が分かるともう少し絞れるかもしれませんが、航空機はさっぱり分かりませんので、フォローして戴ける方がおられたら幸いです。
 戦前、こう言う記念アルバムの作成は頻繁に行なわれたようで、「警備 記念写真帳」で検索をかけるといくつかヒットいたします。同一のタイトルは見当たりませんが、多数が作られたと思われます。ただ、そう言う物が70年の年月を経て表紙だけでも残っており、しかも画像として拝見できた事は非常にありがたい事であります。

Takeahero氏
 >飛行艇
 複葉単尾翼なので、八九式飛行艇ではありますまいか。
 日華事変にも派遣されてますので。

山本留吉
 中央左の小さい艦攻っぽい胴長の飛行機は一〇式艦上雷撃機のようにも見えます。
 又、同じあたりに描いてある複葉水上機は九五式水上偵察機、左上の駆逐艦は初春級のようにも見えます。
 こうなってくると右下の潜水艦も気になるところですが、潜水艦は見分けが難しそうですね。

hush氏
>八九式飛行艇
 生産機数が少ないですが、似ていますね。
>一〇式艦上雷撃機
 こんな三葉の機体があったのですね。
>九五式水上偵察機
 飛行機は見分けがつきません(涙)。
>初春級
 おお、たしかに背負い式砲塔が!
 秋月級でないとするのなら(コラ)。
 何となく上海事変に参加した加賀あたりをイメージしているような気が致しますので、3式艦戦、13式艦攻、14式3号ならびに90式3号水上偵察機あたりがいないのかなぁと思うのですが。

 日中戦争や上海事変あたりの海軍艦艇の動きは市販の資料が少なく、あまりお役に立てそうにありませんが、長門級あたりの行動記録を調べた方が早いのかも知れません。

Takeahero氏
 時期的に言って、九五式ではなく九〇式三号水偵と思われます。
 九五式が配備された頃には、赤城、加賀とも改装中もしくは全通甲板のはず・・・。

hush氏
 ちょっと調べてみたのですが、帆風は1940年に航空戦隊に編入されるまで艦隊勤務じゃないようです。
 また、水雷戦隊や空母の当時活動状況をざっと調べてみましたが、帆風は登場しません。
 もしかすると、アルバムの表紙は上海事変あたりに作られたのがストックされていて、駆逐艦帆風等の文字を後から載せたものかも知れません。
 この推測が当たっていたら、もうちょい時代が下るかも知れません。

山本留吉
 裏表紙裏のシールによれば『軍人アルバム ニ戦闘模様入』だと思われます。
 製造会社は長野紙工文具製作所、と云うことです

hush氏
>長野紙工文具製作所
 この名を検索すると、Cambria Clubがヒットする…。
他には立命館大学の資料館の収集品目録がヒットするのですが、「戦友必携」はともかくとして1937.12/30作成と言う事は、この頃にあった会社なのでしょうね。
 長野紙工でも検索してみましたが、関係は今ひとつ分かりませんでした。


近代世界艦船辞典The Naval Data Base掲示板より




入り口に戻る























inserted by FC2 system