小湊鉄道
(五井駅保存気動車キハ5800 元鉄道院デハニ6465)



大元は大正2年にナニデ6465形として計画され、
大正3年に落成した日本車両製造製三等荷物合造電車。
(車両形式は大正3年に改正されたため、完成時の名称はデハニ6465)
中央線の旧型車の置き換えとして使用された。
大正9年には車体の改造を受けたが、大正14年の中央線昇圧に伴い使用停止。
電装品の交換、全室荷物室化の改造を施されデニ6450形6458として使用。
その後モニ3009への改番、廃車、三信鉄道への譲渡(デ3)、同社での鋼体化改造(デ103)、
デ303への改番、三信鉄道の戦時買収に伴う鉄道省復帰(デ301)、電装解除・片運転台化改造(クハ5800)を経て、
昭和35年に小湊鉄道へ譲渡と気動車化改造(キハ5800)、昭和53年運用離脱後予備車として保管。
昭和61年に団体列車として最終運行?、平成9年除籍という数奇な運命を辿る。
現在は五井機関区の車庫に保存されているが、車体の劣化が著しく雨漏りするとのこと。


最終運行?の団体列車ヘッドマーク


小湊鉄道で気動車化された際にドアなども交換されたが概ね鉄道省時代の姿を維持しているらしい。



新造時から使用される明治45年製

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