着物の種類



単物(ひとえもの)
軽さと涼しさを主とした一重ねの着物。
着用時期は5月ころから中秋ころまで
生地は木綿、真岡縞、飛白、型置、薩摩、久留米、その他紺絣、
縮み類、銘仙、透綾、縮緬、糸織、フランネル、セル等。

袷(あわせ)
裏地を付けた着物。
着用時期は春秋ころ。
表地は木綿、紺絣、節糸折、縮緬、他。
裏地は花色木綿、浅黄木綿、花色絹、紅絹(もみ)、海気(かいき)等。

綿入(わたいれ)
表地と裏地の間に綿を入れ、厚く暖かくした着物。
着用時期は冬。
生地は袷と同じか厚地のもの。


男袴
十番襠高や平袴が主流。
(そのほかに奴袴(さしぬき)、腰継、四幅袴、小袴、
小口御袴、半袴、長袴、たっつけ等あるが近年はほとんど用いられない。)
生地は仙台平、精好平、村上平、五泉平、嘉平次平、博多平、茶苧(ちゃう)、小倉織、節糸平等。
織り方には上等物の本練と夏向きの半練があり、
本練は縦横共に練り糸にて織り、半練は横を生糸にて織りたるもの。

女袴
襠がなく俗に行灯袴。
生地は一般的にはカシメル、綿カシメル、色繻子、メリンス等。
上等のものは仙台平、村上平、塩瀬、琥珀等。
海老茶色が多く、次いで紫が多い。



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