所沢航空発祥記念館

我が国航空発祥の地、航空記念公園にある航空機の博物館。
黎明期から現代に至るまでの航空の歴史や航空機の原理、技術を実機や実物を中心として展示している。



ニューポール81E2(岩田正夫機)レプリカ

本機は民間飛行家岩田正夫(埼玉県比企郡都幾川村出身)が、
大正15年8月13〜14日に郷土訪問飛行を行った際、公開飛行着陸時に機体を破損。
本機は記念として都幾川村へ寄贈され、同村慈光寺で保存されていた。

ニューポール81E2は仏国製複葉練習機で、大正7年に陸軍が輸入。
フォール大佐率いる仏航空教育団の教材として所沢陸軍飛行学校他で使用された。
陸軍での名称は甲式一型練習機、後に三菱で国産化。

  
ニューポール81E2(岩田正夫機)実物機首

胴体部分は木製フレーム、エンジン取り付け部と操縦室周辺は金属フレーム。
エンジンはルローンC空冷式回転星型(9気筒80馬力)


ニューポール81E2(岩田正夫機)実物車輪

タイヤはゴムチューブではなく中に綿が詰められている。



木製プロペラ
左からモ式六型、乙式一型、甲式一型



木村、徳田両中尉遺品
両中尉は大正2年3月28日にブレリオ機にて入間郡松井村飛行中に墜落。
我が国初めての航空殉職者。




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