国有鉄道史 大正篇

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国有鉄道年表

1912
大正元年
8月15日黒石軽便線開通川部−黒石間
8月15日鉄道院海外駐在員派遣外国品製作監督の為米・独に駐在員派遣。
8月21日木更津線開通蘇我−木更津間
8月25日越後鉄道営業開始
9月2日新發田線開通新津−新發田間
9月14日臨時大喪列車運行青山仮停車場より桃山まで
9月23日うめが香丸沈没鉄道院借入船うめが香丸が門司港にて沈没
10月1日国有鉄道貨物運賃改正
10月5日網走線全通池田−網走間(陸別経由)
11月11日鉄道院浜松工場設置
11月11日岩内軽便鉄道開通小澤−岩内間
12月21日原鉄道院総裁退官原敬内務大臣兼鉄道院総裁が退官し、後任は後藤新平逓信大臣が兼務
12月31日足尾鉄道線足尾到達
 月 日手宮線旅客営業再開手宮駅移転
1913
大正2年
1月 日関釜航路高麗丸就役
2月20日山口線開通小郡−山口間
2月20日後藤鉄道院総裁退官後藤新平逓信大臣兼鉄道院総裁が退官し、後任は床次竹次郎氏
4月1日富山線全通富山−江津間
4月1日播州鉄道営業開始
4月1日直通運転開始信越・北越・東海道・山陽各線に跨り直通運転を開始
4月20日新庄線開通小牛田−岩出山間
4月20日阿波軽便借受阿波国共同汽船株式会社所属軽便鉄道を借受営け業開始
5月5日鉄道院改革総裁官房技術部及監督運輸経理の3局設置
職員に鉄道手を設置
地方に四鉄道管理局及中央倉庫設置し工場を直轄とする
管制掌理事項に南満鉄道に関する事を加える
6月 日隅田川派出所設置同所において貨車修繕を開始
6月1日鉄道院地方倉庫設置中央倉庫所属地方倉庫を東京、神戸、門司、札幌に設置し、各地に分庫及び配炭所を設置
6月3日鉄道院東京改良事務所設置市街線建築事務所廃止
6月10日海外連絡輸送開始内地、朝鮮、支那、露領沿海州、欧州主要都市間に旅客及び手荷物の連絡輸送開始
6月13日拓殖局廃止南満鉄道に関する全事項は鉄道院掌理になる
7月11日真岡軽便線全通下館−七井間
7月20日富士身延鉄道営業開始
7月31日養老鉄道営業開始
8月10日満州行綿運賃低減満州行き綿布綿絲の運賃低減
9月8日国有鉄道規則改正従来係員の許諾を得て無乗車券にて乗車の場合、取締り上徴収した増払金制度廃止
9月15日海外周遊連絡開始内地、朝鮮、支那、露領沿海州、西欧主要駅間にシベリア及び蘇士経由周遊連絡開始
9月15日上磯軽便線開通五稜郭−上磯間
10月1日国有鉄道一等車廃止主要列車(急行等)を除き一等列車を廃止
10月1日国有鉄道回数券特定区間廃止
10月1日国有鉄道支那国鉄と直通連絡運輸開始東京他8主要都市と支那国有鉄道京奉線天津・北京と旅客及び手荷物の直通連絡運輸開始
10月1日苫小牧軽便鉄道営業開始
10月13日河内線開通鹿児島−東市来間
10月25日岩手軽便鉄道営業開始
10月26日長井軽便線開通赤湯−梨郷間
10月26日鉄道院英文東亜旅行案内発行
11月1日常総鉄道営業開始
11月9日船川軽便線開通追分−二田間
11月10日下富良野線開通瀧川−下富良野間
釧路方面の列車は芦別経由となる
11月15日関西線開通放出−中野町間開通に伴い、放出−桜ノ宮間廃線
11月21日濱田線開通出雲今市小田間
11月22日鉄道部内職員表彰規定制定 
12月7日新庄線開通新庄−古口間
12月20日多度津線開通多度津−観音寺間
 月 日世界一周旅行切符及び東尾半球周遊券発売明治44年に英ロンドンで開催されたシベリヤ経由国際連絡会議で設定されたもの。
シベリヤ及びカナダ経由世界一周旅行切符:英国発―(大西洋)―カナダ―(カナダ鉄道)―バンクーバ―(太平洋)―日本―シベリヤ―英国着の経路による世界一周切符
シベリヤ及びスエズ経由東半球周遊切符:日本―(シベリヤ及びインド洋経由)―欧州諸国の周遊切符
1914
大正3年
1月1日日露鉄道船舶連絡貨物運輸開始
2月11日初の鉄道院表彰鉄道院職員表彰規定に基づき古川阪次郎副総裁他43名の職員を表彰す
2月11日京都電灯軽便鉄道営業開始京都電灯株式会社所属
3月 日大宮工場慰安会開催大宮工場第一回職員家族慰安会を庚申公園及び工友館で5日間開催
3月25日徳島線開通川田阿波−池田間
4月1日佐伯線開通大分−幸崎間
4月1日南薩鉄道営業開始
4月16日床次鉄道院総裁退官床次竹次郎鉄道院総裁が退官し、後任は仙石貢工学博士
4月21日大阪−大社間直通運転開始
4月30日大阪電気軌道営業開始
5月1日東上鉄道開通池袋−川越間
5月14日生糸直通連絡運輸開始浦塩経由、横浜−莫斯間
5月25日臨時大喪列車運転代々木仮停車場より桃山
6月 日大宮工場第二教養場完成職工見習第二教養場新築落成
6月1日河内線全通
6月1日東京鉄道病院設置鉄道院救済組合所属常盤病院を廃止し、政府事業として東京鉄道病院を設置
6月21日宮地軽便鉄道開通熊本肥後−大津間
7月21日平線開通郡山−三春間
7月25日第二阪鶴丸就航関釜航路から青函航路に転属していた
7月 日軽便鉄道協会組織
7月30日萬成源丸就航1回目の青函航路就航
8月15日京都新停車場開業
8月16日東海道線船舶代替運行水害により不通の為、横浜−江尻間に船舶運行
10月27日上武鉄道線秩父到達
11月1日村上線全通
11月1日岩越線全通同線経由上野−新潟間直通運転開始
11月7日宗谷線延伸音威子府−小頓別間延伸開業。上音威子府停車場開業
11月11日萬字軽便線全通
11月15日長井軽便線全通
11月15日山手線新大久保駅開業
11月20日烏森駅を新橋駅に改名
11月20日万世橋−中野間3等運賃改正
11月24日酒田線全通
11月27日品川−赤羽間蒸気廃止東京−上野間手小荷物自動車連絡
12月10日青函航路鋼製艀「車運丸」運行開始青函航路に車両航送用艀「車運丸」運行開始
12月20日山手線東京駅開業
12月20日新橋駅改称従来の新橋駅を汐留駅に改称し、烏森駅を新橋駅とする。
12月29日蒸気機関車国産化完了新製蒸気機関車が全て国産化され、蒸気機関車の輸入が終了
 月 日新橋工場電車製造開始新橋工場において電車の新造と修繕を開始。
 月 日品川電車庫工場業務開始品川電車庫において電車の新造、修繕を開始。
1915
大正4年
1月1日日支手貨物連絡輸送開始東京他9駅と漢口、張家口、済南府、浦口、南京、上海、新民府、山海関との間に手荷物連絡輸送開始
1月6日信濃鉄道営業開始
1月15日北條線開通木更津−上総湊間
1月 日公認旅行案内発行
2月1日代金引換貨物運送開始
3月20日宮崎線宮崎県に使用せしむ宮崎−清武間
4月1日小倉鉄道営業開始
4月15日武蔵野鉄道営業開始
4月16日有馬鉄道借受国有鉄道は有馬鉄道を借り受けて営業
4月28日芸備鉄道営業開始
4月 日連動閉塞機使用開始東海道線京都−神戸間にて
6月23日鉄道院官制改正技監を廃止し、総裁官房及び監督運輸工務工作経理の5局を設置。
地方に5鉄道管理局を設置。名称及び所在地は明治41年の官制と同じ
中央倉庫を廃止し、工場は管理局に所属。
東京改良事務所を廃止し、熱海線建設事務所を設置。
6月23日官制改正に伴う人事異動運輸局長 木下淑夫理事
運輸局長 杉浦宗三郎理事
工務局長 島安次郎工学博士
中部鉄道管理局長 長谷川謹介理事
西部鉄道管理局長 野村弥三郎理事
九州鉄道管理局長 長尾半平理事
北海道鉄道管理局長 鈴木壮次郎理事
東部鉄道管理局長心得 岡田竹五郎技師工学博士
6月23日南海鉄道・阪堺鉄道合併
6月23日函館桟橋竣成
6月30日運輸保線事務所改編新津及び長野運輸保線事務所が東部鉄道管理局所管となる
7月10日新橋電力事務所設置中部鉄道管理局所属
7月21日大井工場設置新橋工場を大井町に移転し、大井工場に改称。
7月 日龍崎鉄道軌間改築
8月15日横浜停車場開業平沼、高島町停車場廃止
8月 日関釜連絡線に無線電信局開設
9月 日挽立工場改称木挽工場に改称す
9月3日鉄道院総裁退官仙石貢工学博士が退官、後任は添田壽一法学博士
10月1日日支割引券発売国有鉄道にて日支周遊券及び日支巡遊券発売
10月10日大貨物運賃著払全線施行
11月 日職員服装改正
11月6日大礼列車運行10月28日まで
12月23日木戸山隋道崩落事故津和野線建設工事にて建設中の木戸山隋道が崩落。
工夫56名が埋没し、翌年1月1日までに33名救助、23名死亡。
12月30日東横浜−程ヶ谷間貨物線開通高島経由東横浜−程ヶ谷間貨物線開通。
之に伴い従来の横浜-程ヶ谷間廃線。
東京-横浜間電車運転を桜木町まで延長。
12月30日東京−横浜間直通運賃改正
 月 日新橋工場移転新橋工場を大井町に移転し、大井工場に改称。
1916
大正5年
3月31日会下山丸終航関釜航路から青函航路へ転傭されていた。
3月31日萬成源丸就航1回目の青函航路終航
3月31日生玉丸就航青函航路就航
4月1日多度津線全通多度津−川之江間
4月2日泰辰丸就航青函航路就航
4月9日弘清丸就航関釜航路から転傭され青函航路就航
4月10日軌制調査会設置会長、副会長、委員、幹事任命
4月10日北海道線食堂車連結開始函館−札幌間の1,2等列車に食堂車を連結し、和食の営業を開始。
4月15日山手線一部廃線大井−大崎間
4月16日泰辰丸終航青函航路終航
5月7日品川新停車場開業拡張工事完了
5月15日国有鉄道途中下車駅廃止
5月 日第一空知川鉄橋墜落函館本線第一空知川鉄橋が洪水で墜落
6月1日咬龍丸就航青函航路就航
10月1日宗谷線延伸小頓別−中頓別間営業開始
10月6日軌制調査会経過報告書提出
10月9日鉄道院総裁退官添田壽一法学博士が退官、後藤新平内務大臣が総裁兼務
10月25日佐伯線全通大分−佐伯間
10月25日宮崎線全通吉松−宮崎間
宮崎県より宮崎−清武間返還
11月7日湧別軽便線軌間改築社名淵まで列車直通。
21日全通 野付牛下−湧別間
12月9日鉄道院に技監設置長谷川勤介技師長を任命。
12月16日船川軽便線全通追分−船川間
12月 日熱海線工事起工
 月 日北海道鉄道一千哩記念祝賀会道内の鉄道が総延長一千哩を超えたことを記念し、札幌で祝賀会を開催
1917
大正6年
3月26日岩越線松野隋道崩落同区間不通となる
3月 日東北本線操車場竣成 
3月31日生玉丸終航青函航路終航
4月1日萬成源丸就航2回目の青函航路就航
5月24日鉄道院副総裁退官古川阪次郎工学博士が退官、後任は中村是公
5月30日鉄道院顧問就任古川阪次郎工学博士を顧問とする
5月 日広軌運転試験横浜線原町田―橋本間にて広軌改築の運転試験を行う。
6月鉄道部内職員休暇規定改正 
6月1日手荷物付票変更従来の金属製を廃止し、紙製とする。
6月16日鉄道院職員休暇規定制定 
7月1日津和野千一部開通山口−篠目間(現山口線)
7月1日日支往復乗車券実施日支協定駅間に往復乗車券を制定
7月20日犬飼軽便線一部開通竹中−犬飼間
7月31日拓殖局設置以後南満洲鉄道に関する事項を同局の管理とし、鉄道院官制より満鉄に関する事項を削除。
8月17日岩越線代替輸送開始3月に崩落して不通となった岩越線松野隋道に玉村式索道を運行する。
翌年6月の線路復旧後廃止。
9月1日阿波国共同汽船軽便鉄道国有化 
9月16日西條線一部開通川之江−伊予三島間
9月21日宮崎兼営軽便鉄道一部国有化宮崎−妻間及び宮崎−川口間
10月鉄道部内職員休暇規定改正 
10月 日大宮工場報第一号発行
10月1日横浜鉄道国有化 
10月10日平線全通平−郡山間
10月11日對馬丸就航関釜航路からの助勤として青函航路就航
10月27日對馬丸終航青函航路終航
10月29日中部鉄道管理局移転東京停車場本屋に移転
11月1日新庄線内陸羽線全通小牛田−新庄間
12月1日根室線一部開通釧路−厚岸間
12月10日第八大運丸就航青函航路就航
12月15日小浜線一部開通敦賀−十村間
12月16日第三共栄丸就航関釜航路から転傭して青函航路就航
12月31日第八大運丸終航青函航路終航
1918
大正7年
1月1日羅州丸就航関釜航路から転傭して青函航路就航
1月18日第三共栄丸終航青函航路終航
1月25日宮地軽便線全通熊本−宮地間
2月18日鉄道院医務顧問異動男爵青山胤通医学博士薨去により、同日付けで三浦勤之助医学博士を顧問とす。
3月7日信越本線貨物列車脱線事故午前4時頃、信越本線横川―軽井沢間走行中の貨物列車が、第21号隋道通過中に電機制動機の故障により逆行。熊の平駅構内の壁に激突して全車脱線転覆、破砕した。乗務員4名死亡。
4月1日丹那隧道東口着工広軌改正論の影響で広軌対応の大型服泉水道として計画。
4月3日羅州丸終航青函航路終航
4月10日甲辰丸就航青函航路就航
4月23日鉄道院総裁異動内相兼総裁男爵後藤新平転官により、中村是公副総裁が総裁に就任。
4月26日鉄道院副総裁異動技監長長谷川勤介が副総裁に就任、是により工作局長理事島安次郎工学博士は技監に、技師高洲清二は工作局長心得となる。
4月 日3000t石炭列車牽引試験札幌鉄道局による石炭輸送増強計画として実施。
室蘭線において9600形蒸気機関車で24t積鋼製石炭車75両を牽引。列車長は600m超。
5月30日甲辰丸終航青函航路終航
6月1日足尾鉄道国有化
6月18日白神丸就航田村丸以後初の新造青函連絡船(木造貨物船)、青函航路就航
6月26日第十二小野丸就航1回目の青函航路就航
7月5日丹那隧道西口着工
8月1日大阪北方直通線開通同線は貨物線
8月1日国有鉄道旅客運賃及料金改正
8月1日国有鉄道、米指定輸送開始
8月25日宗谷線延伸中頓別−浜頓別間営業開始
9月1日国有鉄道貨物及小荷物運賃改正
9月1日鉄道院共済組合購買部設置
9月10日東海道線新区間営業開始熱田−千種間及梅小路−丹波口間
9月18日山陽線一部不通代替として海舞鶴−堺間に汽船運行。
9月18日鉄道院副総裁退官鉄道院副総裁長谷川勤介<退官。/td>
9月21日羽越中線開通余目−鶴岡間
9月29日鉄道院総裁退官鉄道院総裁中村是公退官し、内相床次竹次郎兼務。
10月1日鉄道院副総裁任命古川阪次郎工学博士が鉄道院副総裁に任命される。
10月2日第十二小野丸終航1回目の青函航路終航
10月2日鉄道院顧問解任古川阪次郎工学博士の鉄道院副総裁任命に伴い顧問を解く。
10月3日山陰線一部不通代替として津居山−加露間に汽船運行。
10月16日龍飛丸就航白神丸の姉妹船、青函航路就航
11月日国有鉄道貨物運賃特約割引廃止
12月20日山手線 品川−大崎間複々線開通山手線複々線化事業開始
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗444ft、覆工21ft
西口 先進導抗351ft、覆工0ft
1919
大正8年
1月10日函館桟橋発足 
1月16日引渡期間超過荷物運賃割戻開始
1月25日中央本線電車運転区間延長吉祥寺まで電車運転を延長
3月1日中央本線 東京−万世橋間開業
3月1日山手線 神田駅開業
3月31日有馬鉄道国有化
3月31日萬成源丸終航2回目の青函航路終航
3月 日鉄道院職員大陸3鉄道へ派遣シベリア及北満鉄道管理協約成立により、
鉄道院職員70余名と嘱託40余名を東清鉄道、烏蘇林鉄道及黒竜江鉄道へ派遣。
4月1日仙北軽便鉄道国有化
4月3日第一快運丸就航鉄道院経理局より転属して青函航路就航
4月4日伏木丸就航青函航路就航
4月6日第二快運丸就航鉄道院経理局より転属して青函航路就航
4月10日咬龍丸終航青函航路終航
4月 日鉄道院中央教習所予科設置
5月1日鉄道院組織改変建設局を設置し、建設局長は大村ワ太郎技師、工作局長心得高洲清二技師を工作局長へ。
名古屋と仙台に鉄道管理局を新設し、東京、名古屋、神戸、門司、仙台、札幌の6鉄道管理局体制に。
各局長は順に木下淑夫理事、村井次郎吉理事、野村弥三郎理事、大道良太理事、小平保蔵理事。
仙台鉄道管理局長心得に米原竹次郎参事。
5月1日運輸、保線事務所改編新津及び秋田の運輸及び保線事務所が仙台鉄道管理局所管となる
5月 日東京及神戸に改良事務所設置
5月16日第十二小野丸就航2回目の青函航路就航
5月24日北條線全通蘇我安房―北條間
5月31日鉄道院官制改正鉄道医を置き、待遇は奏任官又は判任官とする。
6月1日生活必需品運賃無料又は割引輸送実施米其の他の生活必需品の無料又は割引輸送を実施し、11月末に終了。
6月7日鉄道院技監任命工学博士岡田竹五郎技師を技監に任命。
6月14日運送取扱人公認規定制定
6月20日国産電気機関車第1号完成国産初の電気機関車、10020形(後のED40)が完成し、信越本線横川―軽井沢間に2両導入。
6月28日鉄道院技監異動工学博士岡田竹五郎技監退官により、杉浦宗三郎理事を技監に任命。
7月1日第十二小野丸終航2回目の青函航路終航
8月15日地方鉄道方及諸規定施行
9月30日小手荷物運送営業者解約内国通運株式会社の小手荷物配達請負を解く。
10月1日小手荷物運送営業者契約方法変更小手荷物配達を各管理局管内運送業者との契約に変更。
10月1日列車編成変更主要幹線急行及直行列車以外の一等客車の連結廃止。
10月1日鮮満支周遊券発売
10月20日名寄線一部開通名寄―下川間
10月25日仙台鉄道管理局新庁舎移転東京の仮庁舎より仙台新庁舎へ移転。
11月1日宗谷線延伸浜頓別−浅茅野間開業
11月15日東倶知安軽便線開通倶知安―京極間
12月1日18900形機関車落成
12月1日「鉄道から家庭へ」発行一般向け鉄道利用案内
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗2042ft、覆工287ft
西口 先進導抗2289ft、覆工200ft
1923
大正9年
2月1日旅客運賃改正
2月1日青函1、2便に急行料金設定
3月29日鉄道院人事異動野村弥三郎理事及び木下淑夫理事休職。
井出繁三郎理事を東京鉄道管理局長へ、大道良太理事を神戸鉄道管理局長へ、小平保蔵理事を門司鉄道管理局長とする。
島村鷹衛技師を札幌鉄道管理局長心得とする。
3月 日世界一周旅行切符及び東半球周遊券発売停止世界大戦により両切符の発売を停止
4月1日鉄道院共済組合規則制定前規則を廃止。
4月5日敦賀丸就航青函航路就航
5月1日国有鉄道現業委員会規定制定
5月15日鉄道省官制公布鉄道院を廃止し、鉄道省(監督、運輸、建設、工務、工作、経理の6局制)を設置。
鉄道大臣に元田肇、次官に杉浦宗三郎、技監に佐竹三吾法学博士、
監督局長に中川正左、運輸局長に大村ワ太郎、建設局長に岡野昇工学博士、工務局長に高洲清二、工作局長に永井亨、経理局長に別府丑太郎参事官(勅任)を任命。
5月15日鉄道局官制公布東京、名古屋、神戸、門司、仙台、札幌の6鉄道局を設置。
井出繁三郎を東京、村井二郎吉を名古屋、大道良太を神戸、小平保蔵を門司、島村鷹衛を札幌の各局長へ、米原竹次郎鉄道局参事を仙台鉄道局長心得とする
7月鉄道部内職員礼式規定改正 
7月鉄道部内職員休暇規定改正 
7月10日青函連絡船で鉄道電報取扱開始青函間用無線電信通信設備が完成し、連絡船内鉄道電報取扱開始。
7月23日横浜港駅開業東横浜駅を通じて船舶との連絡輸送を開始。
8月5日鉄道国有法改正法47
8月26日鉄道省人事異動井出繁三郎東京鉄道局長を監督局長に、別府丑太郎参事官を経理局長に、大道良太を東京鉄道局長に、岡田意一参事官を鉄道局参事に任じ神戸鉄道局長心得とする。
9月1日成田鉄道及び中越鉄道国有化
10月21日熱海線開通国府津―小田原間開通。
10月25日名寄線開通下川―上余部間開通。
11月1日高山線開通岐阜―各務ヶ原間開通。
11月1日宗谷線延伸浅茅野―鬼志別間営業開始。
11月1日上越北線開通宮内―東小千谷間開通。
11月10日根室線開通厚床―西和田間開通。
11月20日豊洲本線開通佐伯―神原間開通。
11月30日ED10形電気機関車輸入英国からED10形電気機関車を輸入。
12月15日真岡軽便線開通七井―茂木間開通
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗4292ft、覆工883ft
西口 先進導抗4541ft、覆工1566ft
1923
大正10年
1月1日青森港北・西防波堤一部竣工西防波堤に1,2便を係留
1月11日貨物運賃及び料金規則実施 
 月 日信越本線アプト式軌道改良翌大正11年に掛け、信越本線横川―軽井沢間のアプト式軌道の改良を実施。
それまでの鉄製枕木を木製に替え、新たに幅25mm高さ140mmのラックレールを敷設。
3月25日名寄東線開通中湧別−興部間開通
3月29日鉄道会計法改正法公布本会計を資本、用品、収益の三勘定に区分
3月29日地方鉄道補助法改正方公布 
4月1日丹那隧道崩落事故1620東口坑内約990ft地点で崩落。作業員33名(内2女人夫)が埋没あるいは閉塞された。
8日間の救助作業の結果17名救出、16名死亡。
4月3日小浜線開通小浜−若狭間開通
4月4日地方鉄道法改正方公布 
4月13日軌道法公布 
5月11日横川―軽井沢間無煙化信越本線横川―軽井沢間で蒸気機関車による運転を終了し、全列車を電気機関車牽引とする。
6月1日松田線開通安房北條−南三原間開通
6月7日鉄道省官制改正電気局、鉄道監察官を設置し、技監廃止。
鉄道次官石丸重美を電気局局長心得に、技師富田保一郎及び書記官久留義郷を鉄道監察官(勅任)とする。
6月7日鉄道省分科規定改正大臣官房に外国鉄道調査課を、電気局に電化課、電力課及び通信課を、経理局に購買第3課を設置
6月7日信濃川電気事務所設置 
6月8日国有鉄道共済組合貯金部規定制定 
6月11日日豊線開通高鍋−美々津間開通
6月21日西條線(讃岐線)開通伊予土居−伊予西条間開通
6月25日橋場線開通盛岡−雫石間開通
7月1日上越線開通新前橋−渋川間開通
7月20日左沢軽便線開通山形−羽前長崎開通
7月30日佐保内軽便線開通大曲−角館間開通
8月1日東海道本線開通大津−京都間変更線開通
8月1日奈良線開通稲荷−桃山間開通
8月5日根室本線全通滝川−根室間全通
8月5日上越線開通東小千谷−越後川口間開通
8月31日鉄道省に於いて日本鉄道史刊行 
9月1日浜田線(山陰本線)開通都野津−浜田間開通
9月1日大震災被災関東地方の大震災により鉄道省庁舎を始め、甚大な被害を被る。
9月25日大湊軽便線全通野辺地−大湊間全通
10月鉄道部内職員休暇規定改正 
10月10日鉄道部内職員忌引規定制定 
10月14日国有鉄道建設規定制定 
10月14日鉄道50周年祝典挙行鉄道省本省及び各鉄道局(東京除く)祝典を挙行。
全職員に双頭軌条を加工した文鎮を配布。
10月14日鉄道省に於いて鉄道一瞥刊行 
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗4468ft、覆工1328ft
西口 先進導抗4889ft、覆工2933ft
1923
大正11年
4月11日鉄道敷設法公布法37
6月12日鉄道大臣退官元田肇鉄道大臣が退官し、大木遠吉が鉄道大臣となる。
6月15日魚沼鉄道国有化 
10月13日鉄道記念日制定10月14日を鉄道記念日と定める。
11月1日宗谷線全通鬼志別−稚内間営業開始。宗谷線旭川−稚内間148.9kmが全通。
11月18日壱岐丸就航関釜航路から転属して青函航路就航
11月28日弘清丸終航青函航路終航
12月11日大湯鉄道国有化 
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗4544ft、覆工3113ft
西口 先進導抗4940ft、覆工4437ft
 月 日50kg軌条使用開始 
1923
大正12年
4月15日烏山線開通東北本線宝積寺駅から烏山間20.7km
9月1日千葉県営軽便鉄道国有化千葉県営鉄道の一つである木更津−久留里間軽便鉄道が鉄道省に無償譲渡され、久留里線となる。
同線清川駅は上総清川駅に改称。
9月1日山手線 震災被害有楽町駅、新橋駅、浜松町駅、鶯谷駅、上野駅焼失
9月2日鉄道大臣退官大木遠吉鉄道大臣が退官し、山口之一次が鉄道大臣となる。
9月3日中央線新宿−八王子間復旧 
9月4日東北本線日暮里以北復旧赤羽−川口町間、荒川の橋梁の沈下を修復し、日暮里まで開通
退京避難者が日暮里駅に殺到。
9月4日常磐線北千住−我孫子間復旧 
9月22日上野仮駅完成東北、信越、常磐線が上野駅からの直通運転を再開
9月30日貨物取扱再開震災により運転不能と為っていた貨物の取扱を再開
10月5日中央線全線復旧 
10月13日山手線 平常運転復旧但し東京駅乗り入れ除く
12月15日青森岸壁一部竣工旅客、手小荷物、郵便貨物取扱開始
 月 日ロータリー車初輸入米アメリカン・ロコモチブ・カンパニー製ロータリー式除雪車(キ300)を2両輸入。
12月29日司法警察官及司法警察吏ノ職務ヲ行フヘキ者ノ指定等ニ関スル件
勅令第528号公布
国有鉄道において司法警察の職務を行う者や職務の範囲等が規定された。
施工は大正13年1月1日より。
 月 日稚泊航路開業
 月 日渚滑線全線開通
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗6125ft、覆工4292ft
西口 先進導抗5131ft、覆工4768ft
1924
大正13年
1月7日鉄道大臣退官山口之一次鉄道大臣が退官し、小松謙次郎が鉄道大臣となる。
1月13日山手線 東京駅乗り入れ復旧
1月19日司法警察ノ職ニ在ル者ノ證票ニ関スル件
司法省刑事局掲示第716号訓令
司法警察官及司法警察吏に公布する證票の様式を制定。
2月10日丹那隧道崩落事故西口坑内約4590ft地点で湧水による崩落が発生。泥砂が噴出し作業員16名閉塞。
18日後16名の出来死体を収容。
5月21日青函航路客載車両船「翔鳳丸」就航青函航路に初の自動式車両航送船(貨客船)「翔鳳丸」就航
6月11日鉄道大臣退官小松謙次郎鉄道大臣が退官し、仙石貢が鉄道大臣となる。
7月25日壱岐丸終航青函航路終航
10月鉄道部内職員休暇規定改正 
10月1日函館岸壁一部竣工函館駅―函館岸壁間に列車運転開始
10月10日伏木丸終航青函航路終航
10月11日津軽丸就航翔鳳丸の姉妹船、青函航路就航
10月11日山陽丸就航青函航路就航
10月15日比羅夫丸終航鉄道院青函連絡船第1号の蒸気タービン船比羅夫丸が終航
10月25日敦賀丸終航青函航路終航
11月11日松前丸就航翔鳳丸の姉妹船、青函航路就航
11月18日青森岸壁待合所使用開始 
12月赤谷線移管官営八幡製鉄所赤谷運鉱線が鉄道省に無償移管される
12月11日田村丸終航青函連絡船比羅夫丸の姉妹船。後に夏季の稚泊航路にも就航した
 月 日相生線全線開通
12月30日飛鶯丸就航翔鳳丸の姉妹船、青函航路就航
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗8264ft、覆工6552ft
西口 先進導抗6592ft、覆工4768ft
1925
大正14年
1月 日丹那隧道予算改定工事予算額を2467万円に改定
1月9日息吹丸就航青函航路就航
2月17日息吹丸終航青函航路終航
2月23日自働急停車装置実験実施大阪の尼崎ー神前間で自働急停車装置の実験が行われた。
本装置は線路上及び機関車に設置した磁石の作用により、停止弁を開き空気青銅器を自動的に働かすもので、時速50マイルで走行中の列車を40秒以内に停車させた。
3月28日山手線 品川−池袋−田端間電車専用線複線化完成貨客分離
3月31日鉄道教習所廃止鉄道教習所が廃止され、高等部は翌年3月末を持って廃止、普通部は東京鉄道局教習所専門部に改称
4月25日青森岸壁完成 
4月 日久留里横田駅駅舎改築完成 
4月26日山手線 山手線複々線開業式及新宿駅新駅舎落成式挙行
5月国有鉄道職員服務規程制定 
5月赤谷線開通 
5月1日国有鉄道職員服務規程制定 
5月8日丹那隧道湧水噴出西口底設導抗の奥端(約7080ft地点)にて毎秒121立方ftの湧水が噴出し、土砂約600立坪が流出するも作業員無事。
5月30日青森臨港線完成 
5月30日函館第2岸壁使用開始 
5月30日山陽丸終航青函航路終航
6月1日長州鉄道国有化 
7月1日北海道内空気ブレーキ使用開始北海道内において一斉に空気ブレーキの使用が開始された
7月17日連結器一斉交換本州線、讃岐線及び連帯会社線において貨車の連結器をバッファリンク式連結器から自働連結器に一斉交換
8月1日青函航路貨車航送開始 
9月3日白神丸終航青函航路終航
9月3日第一快運丸終航青函航路終航
9月3日第二快運丸終航青函航路終航
10月14日函館第2岸壁竣工 
11月1日山手線 東京−秋葉原−上野間開通伴い御徒町駅開業
11月1日山手線 電車環状運転開始
11月20日商工省製鉄所線国有化 
12月19日国有鉄道運転規定制定 
12月20日運転取扱心得制定 
12月30日丹那隧道湧水噴出東口左側迂回抗の奥端(約9030ft地点)で毎秒7.5立方ftの湧水が噴出。翌年1月7日から12日まで約330立坪の土砂を流出、作業員無事
12月 日第一回欧亜連絡旅客会議ロシア革命以後のシベリヤ経由欧亜連絡輸送の改善を目指した第一回目の会議。ソ連モスコーで開催
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗8985ft、覆工7827ft
西口 先進導抗7083ft、覆工5118ft
1923
大正15年
2月5日鉄道司法警察執務心得制定 
4月2日龍飛丸終航青函航路終航
4月25日入場券自動発売機導入本邦初となる入場券自動発売機(ドイツ製))を導入
6月3日鉄道大臣退官仙石貢鉄道大臣が退官し、井上匡四郎が鉄道大臣となる。
8月1日青函航路で手荷物車、郵便者の航送開始 
9月22日山陽線安芸中野―梅田市間脱線事故山陽線安芸中野駅構内を出たばかりの地点で下り一、二等特別急行第1列車が脱線。
C51178号機関車が脱線転覆(後修復)、欠号車(オニ27872)及1号車(オニ27880)の手荷物車及2号車(スロネ28504)、3号車(スロネ28502)及4号車(スロネ28501)の二等寝台車が全損、5号車(スロ29006)の二等客車が半壊。
死者35名、負傷者37名。
9月25日東濃鉄道国有化 
10月25日青森操車場完成 
10月 日〜
11月 日
第二回欧亜連絡旅客会議独ベルリンで開催
12月 日10040形電気機関車輸入スイスより10040型(後のED41) 電気機関車を2両輸入し、信越本線横川―軽井沢間に導入。
12月12日青函航路純車両渡船「第一青函丸就航」青函航路初の純車両渡船
 月 日宗谷本線全線開通 
年末時点丹那隋道工事進捗状況東口 先進導抗9055ft、覆工8454ft
西口 先進導抗7801ft、覆工6920ft
残尺 8758ft

以下付録 国有鉄道職員数 大正4年3月 親任官・勅任官及待遇   21人 奏任官及待遇       451人 判任官及待遇     6,709人 鉄道手          687人 雇員         29,432人 傭員         77,664人 ---------------------------- 合計        114,964人 大正10年6月 親任官・勅任官及待遇   20人 奏任官及待遇       663人 判任官及待遇     10,796人 鉄道手         1376人 雇員         50,816人 傭員        101,868人 ---------------------------- 合計        165,539人
国有鉄道車両数 大正3年度 機関車(含電機)  2,611両( 12両) 客車(含電車)   6,693両(124両) 貨車        43,611両 大正9年度 機関車(含電機)  3,306両( 22両) 客車(含電車)   8,068両(290両) 貨車        52,199両
鉄道規則(大正11年現在) 三等旅客運賃(一等は3倍、二等は2倍) 1マイル −  50マイル(1マイルに付)2銭5厘 51マイル − 100マイル(1マイルに付)2銭1厘 101マイル − 200マイル(1マイルに付)1銭7厘 201マイル − 300マイル(1マイルに付)1銭4厘 301マイル − 400マイル(1マイルに付)1銭2厘 401マイル − 500マイル(1マイルに付)1銭1厘 501マイル以上      (1マイルに付)1銭 通行税     50マイルまで 100マイルまで 200マイルまで 200マイル以上 1等     5銭      20銭     40銭      50銭 2等     3銭      10銭     20銭      25銭 3等     1銭       2銭      3銭       4銭 寝台料金 一等寝室   並型(一夜) 上段 5円               下段 7円 二等寝室   大型(一夜)    6円50銭 三等寝室   並型(一夜) 上段 3円               下段 4円50銭 関釜・青函連絡船 一等      無料          二等 別室   1円            普通室     50銭 寝台車の使用は午後8時より翌午前8時まで 大型寝台は大人二人で使用するを得ず 急行列車券         250マイルまで 500マイルまで  501マイル以上 特別急行 一等   4円      6円       7円50銭      二等   2円50銭    4円       5円 普通急行 一等   2円      3円       3円75銭      二等   1円30銭    2円       2円50銭      三等     65銭    1円       1円25銭 特別急行列車には三等車は連結しない 4歳未満は無料、4歳−12歳は半額 特急券は4日前より発売 乗車券通用期限 片道乗車券 100マイル未満2日、100マイル以上は100マイルごと1日加算 往復乗車券 片道乗車券の2倍 周遊乗車券 100マイルまで3日、100マイル以上は100マイルごと1日加算 割引乗車券 別段の定めがない限り上記による 途中下車 省線内片道25マイル以上乗車の場合に限り以下の通り途中下車し、再び他の列車に乗り継げる 50マイル未満          1回 50マイル以上300マイル未満    2回 300マイル以上700マイル未満   3回 700マイル以上1200マイル未満   4回 1200マイル以上         5回 小手荷物運賃 旅客の手荷物は一人当たり以下の通り無賃託送出来る。 但し、小児半額権に対しては斤量も半分とする。 一等 100斤 二等  70斤 三等  50斤 上記以上の斤量に対しては、小荷物運賃と同様の運賃を徴収す。 運賃は個数に拘わらず総斤量による。 託送手荷物及旅客手荷物で1個10銭の配達両を支払えば一定の区域に限り配達を取り扱う。 尚、省線主要駅にて特急配達を取り扱う。                2斤まで 4斤まで 7斤まで 10斤まで 15斤まで 20斤まで 以上斤を増すごと 50マイルまで          15銭   20銭  25銭   30銭   35銭   40銭   10銭 150マイルまで         15銭   20銭  25銭   35銭   45銭   55銭   20銭 300マイルまで         15銭   25銭  35銭   45銭   60銭   75銭   30銭 500マイルまで         15銭   25銭  40銭   55銭   75銭   95銭   40銭 以上300マイルまで増すごと 5銭    5銭  10銭   20銭   25銭   30銭   10銭 新聞雑誌運賃 距離に拘わらず重量1斤に付8厘、最低運賃4銭とす。 車両類運賃(1両1マイルに付) 人力車      6銭(最低運賃  1円20銭) 自動自転車    5銭(最低運賃  1円  ) 商品運搬車    4銭(最低運賃    80銭) 自転車・小児車  3銭(最低運賃    60銭) 旅客の自転車(1人1両、2人乗り除く) 50マイルまで40銭、以後1マイルに付3銭 行商人及呼売商人の携帯商品の運賃           25斤迄   50斤迄     100斤迄 25マイルまで     13銭    25銭      38銭 50マイルまで     18銭    38銭      56銭 死体及遺骨運賃 死体は1体1マイルに付25銭(最低運賃5円)但し、急行は5割増し 遺骨は通常小荷物の2倍(咲いて運賃20銭) 貴重品運賃 第1種 白銅貨、生糸、絹糸、絹織物、同組物、同編物類 第2種 金銀貨、貴金属地金、同細工物、宝玉石、同細工物及高価な鍍金銀器、美術工芸品、骨董品、縫製物、楽器、 鏡、眼鏡、小間物等の運賃は通常小荷物運賃の2倍とし最低運賃は25銭 第3種 紙幣、郵便切手、郵便葉書、印紙、有価証券其の他の金銭物件に係る証書類の運賃は以下、但し最低運賃50銭   重量1斤に付    50マイルまで  25銭   100マイルまで  40銭   100マイル以上は100マイルごとに13銭   貴重品の運送に対する増運賃    50マイルまで   5銭   100マイルまで   8銭   200マイルまで  12銭   201マイル以上は200マイルごとに3銭 犬運賃 1頭に付 50マイルまで  25銭 100マイルまで  45銭 101マイル以上  100マイル毎25銭 小動物運賃 通常小荷物運賃の2倍(最低運賃20銭) 保管料 託送手荷物及旅客に付随する小荷物は到着通知後24時間以内に引き取らざるときは、以上24時間又は未満ごとに以下の保管料を徴する。   託送手荷物1箇に付  5銭   通常小荷物、行商人及呼売商人の携帯商品、新聞紙及雑誌   100斤まで1個に付   5銭   101斤以上      10銭   易損品、崇高品、貴重品又は遺骨は上記の2倍   人力車1両に付    10銭   自働自転車、自転車、商品運搬車、小児車1両に付   5銭 定期乗車券 三等運賃基準表(購入に当たっては距離に拘わらず通行税5銭を加算)      4銭  5銭  6銭  7銭  8銭  9銭 10銭 11銭 12銭 13銭 14銭 15銭 16銭 17銭 18銭 19銭 1ヶ月 1.40 1.70 2.05 2.35 2.70 3.00 3.30 3.60 3.90 4.15 4.45 4.70 5.00 5.25 5.50 5.75 円.銭 3ヶ月 3.35 4.15 4.90 5.70 6.45 7.20 7.90 8.65 9.35 10.00 10.70 11.35 12.00 12.60 13.20 13.80 円.銭 6ヶ月 5.30 6.55 7.80 9.00 10.20 11.40 12.55 13.65 14.75 15.85 16.90 17.65 18.95 19.95 20.95 21.85 円.銭 12ヶ月 8.35 10.35 12.30 14.25 16.10 18.00 19.80 21.60 23.30 25.05 26.70 28.35 29.95 31.50 33.05 34.55 円.銭     20銭 21銭 22銭 23銭 24銭 25銭 26銭 27銭 28銭 29銭 30銭 31銭 32銭 33銭 34銭 1ヶ月 6.00 6.25 6.45 6.70 6.90 7.10 7.35 7.55 7.70 7.90 8.10 8.25 8.45 8.60 8.75 円.銭 3ヶ月 14.40 14.95 15.50 16.05 16.60 17.10 17.60 18.05 18.55 19.00 19.45 19.85 20.25 20.65 21.05 円.銭 6ヶ月 22.80 23.70 24.55 25.45 26.25 27.05 27.85 28.60 29.35 30.10 30.80 31.45 32.10 32.70 33.35 円.銭 12ヶ月 36.00 37.40 38.80 40.15 41.45 42.75 44.00 45.20 46.35 47.50 48.60 49.65 50.70 51.65 52.65 円.銭     35銭 36銭 37銭 38銭 39銭 40銭 40銭以上1マイルごと 1ヶ月 8.90 9.05 9.20 9.35 9.45 9.60  .24  円.銭 3ヶ月 21.40 21.75 22.10 22.45 22.75 23.05  .58  円.銭 6ヶ月 33.90 34.45 35.OO 35.50 36.00 36.50  .92  円.銭 12ヶ月 53.55 54.45 55.25 56.10 56.85 57.60  1.44  円.銭 1等は16割増し、通行税25銭 2等は6割増し、通行税15銭 学生定期乗車券 三等運賃基準表(購入に当たっては距離に拘わらず通行税5銭を加算)      4銭  5銭  6銭  7銭  8銭  9銭 10銭 11銭 12銭 13銭 14銭 15銭 16銭 17銭 18銭 19銭 1ヶ月 1.05 1.30 1.55 1.75 2.00 2.25 2.45 2.70 2.90 3.10 3.35 3.55 3.75 3.95 4.15 4.30 円.銭 3ヶ月 2.50 3.10 3.70 4.25 4.85 5.40 5.95 6.45 7.00 7.50 8.00 8.50 9.00 9.45 9.90 10.35 円.銭 6ヶ月 3.95 4.90 5.85 6.75 7.65 8.55 9.40 10.25 11.10 11.90 12.70 13.45 14.20 14.95 15.70 16.40 円.銭 12ヶ月 6.25 7.75 9.25 10.65 12.10 13.50 14.85 16.20 17.50 18.75 20.05 21.25 22.45 23.65 24.80 25.90 円.銭     20銭 21銭 22銭 23銭 24銭 25銭 26銭 27銭 28銭 29銭 30銭 31銭 32銭 33銭 34銭 1ヶ月 4.50 4.65 4.85 5.00 5.20 5.35 5.50 5.65 5.80 5.95 6.05 6.20 6.33 6.45 6.55 円.銭 3ヶ月 10.80 11.20 11.65 12.05 12.45 12.80 13.20 13.55 13.90 14.25 14.60 14.90 15.20 15.50 15.80 円.銭 6ヶ月 17.10 17.75 18.45 19.05 19.70 20.30 20.90 21.45 22.00 22.55 23.10 23.60 24.05 24.55 25.00 円.銭 12ヶ月 27.00 28.05 29.10 30.10 31.10 32.05 33.00 33.90 34.75 35.60 36.45 37.25 38.00 38.75 39.45 円.銭     35銭 36銭 37銭 38銭 39銭 40銭 40銭以上1マイルごと 1ヶ月 6.70 6.80 6.90 7.00 7.10 7.20  .18  円.銭 3ヶ月 16.05 16.30 16.60 16.80 17.05 17.30  .44  円.銭 6ヶ月 25.45 25.85 26.25 26.65 27.00 27.35  .69  円.銭 12ヶ月 40.15 40.80 41.45 42.05 42.65 43.20  1.08  円.銭 学生定期乗車券は学校長又は管理者の在学証明を要し、等級は三等に限る。
陸軍の鉄道輸送(歩兵教程より) 各列車における被輸送部隊の上級先任の将校(将校相当官を長とする部隊のみを輸送する場合に在りては上級先任の将校相当官)は、 輸送指揮官となり乗下車の指揮及び輸送途中の取締に任じ且給養に関する事項を区処(くきょ)す。 乗下車 軍隊は停車場司令官の規定並同官と協議決定したる所に従い自ら乗下車を行うものとす。 輸送指揮官は将校若しくは下士を以て通常人員、馬匹、材料毎に搭載(卸下)掛を設け、 之に所要の人員要すれば機材を配属し、各部隊をして其指示に従い動作せしむ。 軍隊輸送は通常軍用列車に依るも時宜に依り普通列車の一部を利用し、又は一般貨客と混乗することあり。 軍隊に属する材料は之を無蓋貨車に搭載するを通常とし時宜に依り有蓋貨車を用う。 馬匹は有蓋貨車に搭載するを通常とす。然れども已むを得ざるときは必要の設備を加えたる無害貨車に搭載することあり。 馬匹は貨車の大小及形式の如何に従い馬体を軌道と直角或は平行ならしむるごとく搭載し 各車に監視兵を置く其人員は車両の大小、余積の多少に依り之を定るものとす。 馬匹を搭載するには予め鞍(くら)を卸し唯勒(ろく)を銜(は)ましめ貨車の入り口に踏板を架し、 反対側の車扉を閉鎖し成るべく馬匹を恐怖せしめざる如く牽き入れ馬頭を高く繋ぐべし。 全部の搭載を終れば馬栓棒(ばせんぼう)、胸板又は張綱を装し然る後車の余積に輸送中使用すべき蒭秣(すうまつ)、 麦嚢、水嚢並装具及監視兵の携帯品を収容し車扉は冱寒季(ごかんき)に於ては僅に余隙を存ずる如く 之を閉鎖し其他の時季には馬匹の安静なるとき徐に扉(複線に在りては運行中は外側のみ)を開くを可とす。 但開扉部には必ず駒止綱を決着し又激動に因る扉の急激なる閉鎖を予防する方法を講ずべし、 而して馬匹沈静するに至れば漸次繋索を緩むものとす。 馬匹搭載前、減飼(げんがい)を為し若干の運動を為さしめ、 又最も温順なる馬匹を第一に牽入るるときは搭載を容易ならしめ得るものとす。 又は身長大なるか又は騒擾する馬に対しては、要すれば頂保護の方法を講ずべし。 馬匹を搭載せる無蓋貨車内には運行中火災予防の為直に与うべき干草を結束して備うるに止め藁を置くを禁ず。 又馬具等は他の車両に搭載し、以て湿潤を防ぐべし。 短時間の輸送に在りては、要すれば乗馬、輓馬は装具を付けたる儘搭載することを得るも、 此場合には貨車の大小、形式に従い搭載馬数を減ずるを要す。 又長時間の輸送に在りては銜を脱し頭絡のみを以て繋ぐことを得。 将校、下士、兵卒は客車若は有蓋貨車に乗車せしむ。 然れども已むを得ざるときは無蓋貨車を用うることあり。 下士、兵卒は輸送指揮官若は搭乗掛の下す「乗車」の号令若は「前へ」の号音 (停車場に於ては小笛を用うるを禁ず)に依り、静粛迅速に且順序正しく乗車するものとす。 而して乗車前背嚢(背負袋)を脱し武器及脱したる装具は車両の種類、入口の大小及車内設備の如何に応じ 各人携帯乗車し、或は使役兵を用いて先ず之を搭載す。 輸送指揮官は列車中の車を各将校に配属し、輸送中之が監視に任ぜしむ。 此の将校は配当せられたる各車若は其車中の各室に於ける上級先任者に其取締を命じ、 又貸し兵卒に各自の乗車せる車両を記憶せしむ。 輸送指揮官は通常下車停車場の前に於ける最後の停車場に於て下車準備に関する事項を命令す。 然れども馬匹は其繋索を解かず材料も亦依然動かさざるものとす。 下車に方りては輸送指揮官は将校、卸下掛、衛兵及使役兵を第一に下車せしめ、 此使役兵(要すれば急造斜坂(しゃはん)の材料を携う)を馬匹及材料を卸すべき位置に至らしめたる後、 「下車」の号令若は「前へ」の号音を以て下士、兵卒を下車せしむ。 馬匹の卸下に際しては其貨車の下車点に停車したる後にあらざれば車扉を開くべからず。 又反対側の車扉は必ず閉鎖しあるを要す。 而して先ず貨車の入口に踏板を架し、車内の諸物品を卸し馬栓棒、胸板又は張綱を除きたる後馬匹を卸し馬具を装すべし。 卸下したる乗馬は其集合場に、輓駄馬は其繋駕(けいが)又は駄載(ださい)すべき物品の所在に之を誘導し、 為し得れば牽運動又は四肢の摩擦を行うべし。 輸送中の動作及心得 列車運行中は一般鉄道の規則を守り、濫に其位置を離れ、又車両の戸口或は側板上に居するを禁ず。 其他蒭秣及弾薬等火災の虞ある物品又は馬匹を載せたる車中に於て喫煙し、或は擅(ほしいまま)に点火すべからず。 又馬積貨車内の灯火に注意すべし。 非常の危害(車軸の折損、火災、列車の分離、脱線等)に際しては、 先ず之を発見したる者は何人を論ぜず鉄道掛員の注意を喚起するの手段を採るべし。 車窓外に赤布或は赤旗類を出し、或は手腕を振るが如き動作は危害の信号と誤認せらるる虞あるを以て、濫に之を行うべからず。 軍用列車に於て兵員全般に途中下車を許すは十分間以上停車する停車場に限るものとす。 但十分間以内の停車の場合に於ても輸送指揮官は必要已むを得ざる者に限り、下車を許すことを得。 普通列車による輸送に於ては、一般旅客の下車し得る停車場に於て下車することを得。
鉄道五十年祝典二在職諸員二賜ハレル勅語 茲二鉄道五十年祝典ヲ行フハ朕之ヲ喜フ 鉄道ハ国計民生ニ関スルコト大ナリ故ニ創設ノ初 皇考親臨シテ式ヲ挙ケ期スルニ普及ヲ以テシタマヘリ 今ヤ遠邇開通シテ文化産業等ノ進展多ク其ノ便ニ頼ル 朕深ク前後在職諸員ノ労績ヲ嘉シ更ニ諸員益々勉励シ 時ニ随ヒ宜ニ従ヒテ其ノ発達ヲ図リ以テ便益ヲ弘メムコトヲ望ム 大正十年十月十四日
鉄道博物館 東京駅駅舎 鉄道省制服 鉄道院駅夫半纏

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