東京モーターショー(2673年)
2673年に国際展示場で開催された東京モーターショーには、大正昭和の貴重な自動車や車両部品等が展示された。
ウーズレーA9型自動貨車(いすゞ自動車展示)
A9型は現いすゞ自動車の前身東京石川島造船所国産第一号として大正11年に生産した自動貨車。
同社はA9型製造のため英ウーズレー自動車と大正5年に提携、製造技術を学んだ。
現在も動態で保存されている。
フロントガラスは平面硝子2枚で構成され、上部は可動式
エンジンはフロントグリルのクランクハンドルで始動する
木製荷台の下部には大小の引き出しが備えられている
シフトレバーは運転者右側、クラクスンのポンプはハンドルに備えられている
ボールベアリング製造図面とレプリカ(NSK展示)
日本精工製のボールベアリング(非分離系ラジオスラスト玉軸受け)図面。
大正5年8月12日出図の記載が見られ、我国に現存する最古の物と云う。
同社は国産初のボールベアリングとして、技術導入も無いまま本品を完成させた。
基本構造は現在も変わらないとのことだが、ボールを入れるための穴と留螺子が現在のものとの一番の違い。
製造図面
図面を元に製造されたレプリカ
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