根府川駅は、大正11年に東海道線早川駅と真鶴駅の間に開設された駅である。 相模湾の崖沿いにあり、駅舎はホームからは階段を上り跨線橋兼用の通路を伝ってさらに高台にある。 大正12年の関東大震災では、1140小田原を発車し1158当駅に進入中の真鶴行き109列車が海へ転落。 それと同時に駅一帯に地崩れが起こり駅舎やホームも海へ転落した。 生存者は乗客170名中学生30余名と期間主1名のみ。 被災者の遺体と列車は後に引き上げられたが、ホームは現在も海中に残っている。 現在の駅舎は財産票に寄れば大正13年10月10日登録となっている。 なお、海中に没した機関車のナンバープレートは鉄道博物館に展示されている。 現駅舎 跨線橋より真鶴側を望む 駅舎より早川側を望む 昭和後年に建立された慰霊碑
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