日本信号は明治31年設立の三村工場に端を発し、 その名のとおり信号機(鉄道用、他)を中心に転てつ機や連動機、ATS等の鉄道用機材の製造等を行う会社。 第2種連動機(甲2号) 第2種連動機は、信号カンと転轍カンにより信号機と転てつ機の連鎖を機械的に行う装置。 甲2号連動機は信号機2期と転轍機1個の連鎖を行う。 (甲1〜3号、乙号、丙号の種類がある。) ふたを開けた状態 写真横方向に本体に2本挿入されているのが、信号機のワイヤに接続する信号カン ふたを閉じた状態 本体から上下に飛び出しているのが、本来転てつ機のワイヤに接続する転轍カン(切断されているため短い) 銘板が日本信号になっているため、昭和3年の合併以降に製造されたものと思われる。 大正8年の図面 折尾駅機械連動機(鉄道博物館所蔵) 鹿児島本線折尾駅で大正3年から昭和初期に使用されていた三村工場製第1種機械連動機。 てこを操作することで、駅構内の腕木式信号機や転てつ機を連動、転換させる。 背面にある駒装置により連鎖を設け安全装置としている。 前面 背面にある駒装置