欧米流行フアツシヨン(大正14年)


大正14年のキング12月号より欧米の流行を御紹介。
現在でも通用しそうなデザインがそろっていると(私には)思われますが、
当時国内で同様の服装をした御婦人がどの程度いたかは不明です。

皇太子(プリンス)ヂヤケツ
上着は海軍青(ネイビーブルー)のネル生地に、海軍ボタンが特徴的です。
スカートに白をあてることで上着との対照をとっています。
冬服
同色同模様の帽子と襟巻き、手編みの外套。
今冬欧米の流行は手編みの外套との事です。
スエツター型外套
丈の長いスエツター型外套で、もちろん全て手編みです。
冬服
贅沢にも白無地の羅紗に金糸の縞模様をほどこし、
襟、袖口、裾部分に白狐の毛皮を飾り立てた外套。
冬服
こちらも手編みの外套で、ボタンのつけ方が斬新です。
目下パリーで流行中という外套で、
粋で高尚、そしてどこか古典的な雅趣があります。
毛皮の冬服
栗鼠の毛皮と絹糸で出来た婦人服。
渋い色合いが好評です。
ラクダのスエツター
裾の刺繍が上品さを見せています。



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