巴里(パリー)流行フアツシヨン


婦人画報大正14年8月号に紹介された巴里の最新フアツシヨン。

婦人服
大正14年春頃の流行
細く、長く体の形を見せるようにすっきりとしたもの。
腰の辺りにややふくらみを持たせたもの。

大正14年夏頃の流行
上から下まで一直線に細く長く。
腰のくくりが下部に下がる。
ボタンをたくさん付ける。
(服と調和した色のボタンを直線模様を描くように並べる等。)
模様として東洋刺繍の別布を胸に接ぐ。


帽子
つば広は流行らない。(米人か田舎者しかかぶらない。)
キャスク(歩兵の金装の鉄兜に由来する形)

高帽形(高帽は女性の乗馬用の帽子。山高の殆ど縁なしの形。)

持ち物
手提げは流行らず、抱え袋が流行。
傘は柄が太く短いもので、全体で曲尺2尺くらいが人気。




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