我が国に本格的探偵小説を確立した探偵小説界の重鎮。 処女作は二銭銅貨。 名探偵明智小五郎シリーズなどを筆頭に数々の推理小説や恐怖小説など、 数々の作品を世に発表し、若者たちの間で人気を博した。 又、大正5年8月以降14年まで古本屋、支那蕎麦屋などなどの職業を転々とした異例の経歴の持ち主でもある。
年 | 月日 | 出来事 |
---|---|---|
大正元年 | 8月 日 | 早稲田大学予科に中途入学 |
大正5年 | 8月 日 | 政治経済学部卒業 |
大正8年 | 月 日 | 本郷区団子坂で「三人書房」と云う古本屋を営む |
大正9年 | 月 日 | 古本屋の経営不振の折、探偵小説の自費出版を企てるも失敗 |
大正11年 | 7月 日 | 失業のため妻子を連れて大阪の父の家に転がり込む |
9月 日 | 「二銭銅貨」「一枚の切符」執筆 | |
大正12年 | 4月 日 | 「新青年」に処女作「二銭銅貨」掲載 |
7月 日 | 「新青年」に「一枚の切符」掲載 | |
大正13年 | 6月 日 | 「新青年」に「二廃人」掲載 |
大正14年 | 1月 日 | 「新青年」に「D坂の殺人事件」掲載 |
2月 日 | 「新青年」に「心理試験」掲載 | |
4月 日 | 「新青年」に「赤い部屋」掲載 | |
8月 日 | 「新青年」8月増刊号に「屋根裏の散歩者」掲載 | |
9月 日 | 「苦楽」に「人間椅子」掲載 | |
大正15年 | 10月 日 | 「新青年」に「鏡地獄」掲載 |