大正から昭和40年代にかけて、2度にわたり知床五湖周辺のイワウベツ台地の開拓が行われ、 切り開かれた土地には多くの農家や酪農家が入植し農業や酪農が営まれた。 しかし、知床の厳しい自然に打ち勝つのは並大抵のことではなく、開拓は失敗し全戸離農することとなった。 周囲と異なり笹原となって居る部分や廃屋が残されているところが、かつての開拓の跡である。 現在は自然復元を目指して地道な努力が行われている。 知床五湖高架木動から海側の開拓跡地を望む 知床五湖高架木動から1湖側の開拓跡地を望む 目次に戻る