東京駅(東京ステーションホテル)
大正3年に完成したルネサンス式3階建て駅舎で、駅舎中央の帝室専用出入口を中心に、
左右に八角塔を有し、右側は乗車通路、左側は降車通路。
帝室専用出入口の左方には電車乗降口が設けられた。
また、2,3階部分の右側は精養軒のステーションホテル(現東京ステーションホテル)、
左側は東京鉄道管理局やジャパンツーリストビューローの事務所として使用されていた。
ステーションホテルは、府内でも帝国ホテルに次ぐ格調を誇りました。
又、大正10年、丸の内南口で原敬首相暗殺事件が起こりました。
建設当時は3階建てでしたが戦災で焼け、現在は2階建てとなっています。
(2669年現在、3階建てへ修復中)
屋根部分(ドーム)は戦災により焼失。
以下企画展で展示された発掘資料
旧旅館便所及浴室用床タイル
カロードクトイゴーヌと云う模様張りのタイルで、色は他にもあった。
3階級旅館範囲に残存。
木煉瓦
内装仕上げ材留め付け用に使用された木片。
耐火煉瓦
珪藻土を混ぜ合わせた白色の耐火煉瓦。
南ウィング地下ボイラー室から煙突までの煙道と貴賓室暖炉内にて発見。
化粧煉瓦
品川白煉瓦製のプレス整形煉瓦で目が細かい。、
厚さ15mmと45mmの2種類。
約85万枚使用。
構造煉瓦
日本煉瓦製造会社製
壁剤として使用され、鉄骨を包むようにして積まれた。
約752万枚使用。
ブラケット
南北ドーム3階回廊の下部に取り付けられていた。
真ん中の透かしが月の満ち欠けを表現している(全8枚、内新月1枚は行方不明)。
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