大正三乃至九年戦役従軍記章
写真解説

この従軍記章は、大正9年3月10日、「大正三、四年従軍記章令」が改正(勅令第406号)されて、「大正三年乃至九年戦役従軍記章令」に改められて授与されるようになったものです。そのため、章の表側のデザインや綬の色は大正三四年従軍記章と同じものです。 この従軍記章は、大正三・四年の日独戦争(第一次世界大戦)に引き続いて起こった「シベリア出兵」も一括して制定されたため、「シベリア従軍記章」などと呼ばれることもありますが、制定目的から見れば正確ではありません。


章は銅製で、菊花御紋章の下に陸軍の軍旗と海軍の軍艦旗が交差されています。


裏面には、「大正三年乃至九年戦役」の文字が浮き彫りにされています。



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