対潮閣跡 秋山真之終焉の地


小田原市内、東海道沿いにはかつて伊藤博文や山県有朋等の屋敷が多く建てられていた。
対潮閣もその一つで、山下汽船(現商船三井)創業者の山下亀三郎の別邸である。
同屋敷には、日本海海戦の参謀として有名な海軍中将秋山真之が度々訪れた。
これは、山下亀三郎と愛媛の同郷であったためである。
秋山中将はここから山県有朋の別邸古希庵を訪ねて国防論の相談をしていた。
そして大正7年2月4日、秋山中将は盲腸炎の悪化により対潮閣で息を引き取った。

対潮閣自体は今は無く、その広大な敷地は住宅地となっている。
元正門の在った場所には、石碑と対潮閣にあった釣鐘石が残されている。







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