上武鉄道(秩父鉄道)
デキ1号電気機関車
大正10年7月に米国ウエスチングハウス社で製造。
秩父鉄道の電化計画実施に伴い、電装部品と共に同社に発注。
明治32年11月に上武鉄道株式会社として設立され、後に秩父鉄道株式会社へ改称。
大正11年に北武鉄道株式会社を吸収し、現在に至る。
現存私鉄では最古の電化鉄道で、東海道線より早い。
電化当初の電車は大阪梅鉢鉄工所、電気機器は米ウエスチングハウス社へ発注された。
セメント輸送と旅客、貨物輸送で発展したが、現在はセメント輸送は廃止されている。
三峰駅に併設される車両公園に大正11年の電化後に使用された電車や電気機関車などが展示されている。
上武鉄道(秩父鉄道)年表(大正年間)
年 | 月日 | 出来事 | 内容 |
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大正2年 | 2月 | 荒川橋梁建設工事着手 | |
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大正2年 | 7月23日 | 荒川橋梁完成 | 同月31日に試運転 |
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大正3年 | 10月27日 | 藤谷淵(長瀞)―大宮(秩父)間開業 | 開通区間12.5km |
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大正3年頃 | | 上武鉄道唱歌完成 | 大宮(秩父)迄の各駅を鉄道唱歌の旋律で歌いこんでいる。 |
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大正5年 | 2月25日 | 秩父鉄道株式会社に改称 | 大宮町の秩父町への改称による |
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大正6年 | 9月27日 | 秩父―影森間開業 | 開通区間3.4km |
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大正7年 | 9月16日 | 貨物専用線 武甲線開業 | 武甲山の石灰石輸送のため |
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大正8年 | 11月 | 影森―三峰口間延長を決定 | |
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大正10年 | 4月 | 羽生―行田間開業 | 開業時は北武鉄道羽生線 開通区間8.3km |
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大正11年 | 1月 | 熊谷―影森間電化工事竣工 | 梅鉢鉄工所製電車3両の運転開始。 電気機関車の輸入の遅れにより蒸気機関車と併用。 |
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大正11年 | 8月 | 行田―熊谷間開業 | 開通区間6.6km |
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大正11年 | 8月 | 北武鉄道株式会社合併 | 羽生―行田間が秩父鉄道に吸収 |
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大正11年 | | 秩父セメント株式会社秩父工場完成 | 影森駅より専用引込み線敷設 |
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大正12年 | 春 | 長瀞遊船を直営化 | 長瀞遊船は大正4年開業 |
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秩父鉄道浦山橋梁
秩父鉄道三峰駅車両公園
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