旧梅小路機関区扇形車庫と機関車
(梅小路蒸気機関車館)
梅小路蒸気機関車館は旧梅小路機関区と蒸気機関車群、移築した旧二条駅舎を展示する鉄道資料館である。
中心となる扇形車庫は、大正3年建造の現存最古の鉄筋コンクリート製建造物で、
周囲には引込み線と転車台、内部には大正4年製の天井クレーンがある。
また、車庫及び生態保存車の展示だけでなく、現在も動態保存車の整備等を行っている。
梅小路機関区扇形機関車庫
機関車庫(夜)
機関車庫(近景)
9600形機関車は大正3年から大正15年に製造された貨物用機関車(旅客にも使用)。
国産発の量産期で、国有鉄道以外に北海道の炭鉱系私鉄でも使用されたほか、内地以外にも樺太や台湾で同型車が使用された。
広軌への改造が容易で、内地用機関車の一部は戦時中に外地へと輸送された。
戦後陸上自衛隊でも同型車を使用。
9633号機は大正3年川崎造船所製で、走行距離は267万km。
梅小路機関車館40周年の装飾を施された姿
8600形機関車は大正3年から昭和4年の間に製造された旅客用機関車(貨物にも使用)。
8630号機は大正3年汽車製造製で、走行距離は323万km。
D50形機関車は大正12年から昭和6年の間に、9600形の後を受けて製造された大型貨物機関車。
140号機は大正15年日立製で、走行距離は24万km。
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