野口英世博士


医学博士として黄熱病の研究等に多大な功績を残した野口博士のファッションの一部である。
尚、写真は野口英世記念館の展示品の一部であり、
実際にはここに紹介する以外にも展示されている服等や写真などから、
博士は中々の洒落物であったことがわかる。

  
まずもっともオーソドックスなのが千円札の肖像画にも用いられている白衣姿。 左が野口記念館の博士を再現したロボット、右が会津若松市の銅像である。 医学博士と言う職業上必要不可欠であり、傍から見て一番イメージしやすい服装である。    博士の外套と背広。 博士は幼少の砌の火傷が原因で、左右の腕の長さが異なるため、 おそらく誂えたであろうこの背広の袖の長さ左右でも異なっている。 背広に関しては黒色三つボタンの物を着ている写真もある。    博士のシャツ、ネクタイ革靴に靴下とステッキ シャツはスタンドカラーである。 ステッキは複数所持していたようである。    エクアドル陸軍名誉大佐の軍服と長靴である。 着用時にはサーベル軍刀と帯革、軍刀吊がセットとなる。 この軍服は黄熱病研究の成果を認められた博士が、 エクアドル国より陸軍名誉大佐の称号を授与された際贈られたものである。 尚、あくまでも名誉大佐称号であり、軍の階級とは異なる。 同じくエクアドル陸軍名誉軍医監の軍服と軍刀である。 この軍服と軍刀は、エクアドルでの黄熱病研究を成功させた博士が、 エクアドル国より陸軍名誉軍医監の称号を授与された際贈られたものである。 尚、博士が長年居住していた米国では軍医になることができなかったため、 大変喜んで、得意になってこの服を身に着けていたとのことである。

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